2011年12月11日

オール電化住宅に最適な電気式蓄熱暖房機アルディ

12月に入り、だんだん寒い日が多くなってきました。

エアコンやファンヒーター、床暖房、オイルヒーター、パネルヒーター、コタツなど暖房器具は種類も多く、新築時には悩む設備です。

経済的で強力なのは、石油・ガスを燃料とするストーブやファンヒーターですが、空気を外から取り入れるFF式以外は、空気が汚れるため特に気密性の高い家ではおすすめできません。

暖房器具は、どれをとっても一長一短があり、一つの器具ですべてを満たすのは難しいので、暖房をする場所や、暖房のしかた、好みによって使い分けたり、併用することになります。

我が家はオール電化にしましたので、電気料金の安い時間帯である深夜電力を使用する電気式蓄熱暖房機を選びました。
白山製作所の蓄熱暖房器『アルディ RDF-6030』です。
【写真はアルディRDF-4040】
最近のスティーベル製蓄熱暖房器には外気温を常に計測し、その平均気温を基に、理想的な蓄熱量を自動設定するシステムシーズンセンサーが付いています。
今買うなら白山製作所のアルディではなく、スティーベルのエルサーマットにすると思います。

蓄熱暖房器のメリット

  • 空気を汚さない
  • 燃料の補充の手間や燃料切れの心配が無い
  • 火災の危険性が少なく比較的安全
  • 深夜電力を使うため、暖房費が抑えられる
  • 故障しにくく長持ち
  • 室内の温度変化が少なく体に優しい

蓄熱暖房器のデメリット

  • 温度調節が難しい
  • 高気密・高断熱住宅でないと暖房効果が薄い
  • 大きく重くて場所取る
  • 設置位置の変更ができない
寒い外から帰宅した時でも、家の中はじんわりと温かく、自然な暖かさで暖房を使用している存在感がありません。
真冬には朝と夕方にタイマーをセットしていますので、決まった時間にファンが回り、部屋を温めてくれます。
デメリットは、やはり温度調節があまりが出来ないことです。
真冬は一日中暖かくても良いのですが、そこまで寒くない場合や蓄熱量が少なかった時はエアコンを併用しています。
乾燥するのはエアコンも蓄熱暖房も同じなので、加湿器は必要になります。
床材が無垢のヒノキなので、蓄熱暖房器によって床がそったり隙間が大きくなる心配をしていましたが問題無く快適に過ごしています。
蓄熱暖房機はとても満足のいくもので、選んで良かった住宅設備の一つです。


2011年12月8日

色々な暖房器具について

一般的に家庭での冷房はエアコンによる個別冷房が一般的です。
しかしながら、暖房となるととても多くの暖房器具や暖房方法があります。
また、部屋によっては幾つかの暖房器具を併用することも考えられます。

暖房器具には、お部屋全体を暖められる主暖房タイプと局所的に暖められる補助暖房タイプがあります。
局所的に暖められる補助暖房タイプは、部屋全体を暖める能力はないので、トイレや洗面所の狭い空間を暖房したり、他の暖房器具と組み合わせて使うのが一般的です。



主暖房タイプ


●エアコン

最近では冷暖房を兼ねた機器が主流となっているため、冬のメイン暖房としても利用されます。最新機種は熱効率も良くなり省エネも進み、天井と床の温度差を軽減するセンサーなども高度になり、快適な暖房ができるようになりました。温風が対流するため、乾燥するのがデメリットのひとつといえます。
 ○ 立ち上がりが早い、直ぐに暖まる、温度調節しやすい
 × 寒冷地には不向き、床面が暖まりにくい、ほこりがたちやすく乾燥する


●床暖房

輻射と伝導を兼ね、足元から部屋全体を暖める暖房器具。温風が身体に直接吹きかけられる不快感もなく、乾燥せず室内空気も汚しません。頭寒足熱の理想的な快適暖房が実現できます。
電気式、ガス式があり、予算と施工方法など様々なタイプがあります。
 ○ 設置スペースをとらない、自然な暖かさ
 × 立ち上がりが遅い、施工が簡単にできない、初期費用が高い


●蓄熱暖房器

割安な夜間電気を使用するのでランニングコストが安く、24時間いつも暖かい輻射タイプの暖房器具。レンガのような蓄熱体に夜の間に1日分の熱を蓄えて翌日の暖房に使用するので、住宅の断熱性能によって容量を選定します。
蓄熱材が重いので施工の手間が掛かることと、初期費用が高いのがデメリットです。小スペース用の容量の小さい100vの蓄熱暖房器もあります。
 ○ メンテナンス不用、自然な暖かさ、ランニングコストが安い
 × 温度調整がしづらい、設置スペースが必要、初期費用が高い


●FFストーブ

ガスや石油など燃焼に必要な酸素を屋外の空気から調達して、燃焼ガスについては屋外に強制排気するのがFF式の暖房器で寒冷地でも強力な暖房ができます。
部屋の空気を汚さずに暖房を行える優れた方式ですが、吸気/排気のための煙突が必要となります。
給排気筒を取り付ける穴を壁にあける必要があるとともに、設置場所が固定されるため動かすことはできないデメリットがあります。
 ○ 立ち上がりが速い、温度調節しやすい、ランニングコストが安い
 × 火傷の心配がある、ほこりがたちやすく乾燥する


●オイルヒーター

パネル内部の密封したオイルを電気で温め、フィンの中で循環して部屋を暖める輻射タイプの暖房器具。温風を出さないので、部屋全体をおだやかに暖めるので、ソフトな暖かさで空気も汚れず乾燥しにくい。結構重量がありますが、キャスター付きのため、移動は可能です。
 ○ 自然な暖かさ
 × ランニングコストが高い、大きい部屋には不向き、立ち上がりが遅い


●セラミックファンヒーター

室内の冷たい空気を吸い込み、セラミックで暖め、これを吹き出し口より温風として吹き出し部屋を暖める暖房機。ファンで温風が直接でてくるため、体に温風があたれば、すぐに暖かいと感じます。立ち上がりの速さを求める場所に向いています。
また、加湿や除菌、消臭機能付など、いろいろと機能を付加して特長をだしています。
空気を暖めているため、空気が乾燥しがちなのがデメリットといえます。
 ○ 立ち上がりが速い
 × 空気が乾燥しがち、大きい部屋には不向き



補助暖房タイプ

●パネルヒーター

パネル内部にあるオイルまたは温水を電気で温めて放熱する、室内を暖める輻射タイプの暖房器具。
薄型なので場所をとらないメリットがあり、窓際や壁際などに設置します。
トイレや洗面所などのスポット暖房にも向いています。
 ○ 設置スペースが少ない、自然な暖かさ
 × 大きい部屋には不向き、立ち上がりが遅い


●ハロゲンヒーター

最近よく見かける扇風機のような形をした暖房機で、色々な形をしたタイプが発売されています。赤外線電球のハロゲンランプにより暖める器具で、空気を汚さず遠赤外線効果があります。
立ち上がりが早く、スイッチを入れるとあっというまに暖かくなってきます。
脱衣所や冬の朝の着替え時など、瞬間的に暖かくした時などに最適で、軽くてコンパクトです。
首振り機能のついたタイプやタイマーのついたものもあります。
 ○ 立ち上がりが速い、持ち運びが簡単、初期費用が安い
 × まぶしい、暖まる場所が狭い

●カーボンヒーター

ハロゲンヒーターと似ていますが、ハロゲンランプを使わずより暖房効果の高い炭素系発熱体(カーボン)を用いてます。
急速加速ができ、遠赤外線効果で体の芯まで暖まって冷めにくい効果があります。
リモコン付、タイマー付、強弱切替、転倒時自動オフ機能付などがあります。
 ○ 立ち上がりが速い、持ち運びが簡単、初期費用が安い
 × 暖まる場所が狭い


●こたつ

テーブルをこたつ布団で覆い、テーブルの下の面に取り付けられた電熱ヒーターによって暖める器具で根強い人気を誇る暖房器具です。セラミックヒーターを使用した温風式、遠赤外線輻射ヒーターのこたつもあり、こたつふとんなしで暖をとることもできます。またインテリアタイプ、
家具調タイプなどバラエティーに富んだ種類が販売されています。
 ○ 立ち上がりが速い、足元を暖める
 × 暖まる場所が狭い、設置スペースが必要


●ホットカーペット

カーペットに組み込まれた電熱線を用いて、カーペット全体を快適な温度に暖める器具です。
足元を暖かく保ち、エアコンと併用することでエアコンの設定温度を下げて電気代を節約できます。
抗菌・防ダニ加工を施したタイプ、電磁波低減タイプ、室温センサーを備えて最適温度にコントロールするタイプなどがあります。
切り忘れタイマー付きや暖房面の切り換えができるものだと電気代を節約できます。
 ○ 足元を暖める、置き場所を取らない
 × 接していない部分は暖まらない

2011年11月7日

イメージと異なった外壁ジョリパットの色

マイホームの外観ですが設計の段階でパースで描いてもらった際は、クリーム色の外壁に木の窓枠を検討していました。

徐々に設備や仕様もある程度決まり、家を建てるときに外壁はメンテナンスが不要な西洋漆喰なども考えていましたが、無難なジョリパットに決定することになりました。

窓枠についても、木のようなイメージであれば樹脂サッシもしくは木製サッシがイメージに近いのですが、予算の関係からアルミサッシになり色も白になったため、外壁の色については最後まで悩んでいました。

そのため、窓枠が白で外壁も白系では合わないと思い、もう少し濃いめに茶系にすることに。

外壁にしても、サッシにしても結局は予算の関係で断念した部分です。

色の説明はとても難しく、色見本で選んでもイメージと異なることになる懸念があることから、実際に建っている家を参考することにしました。

工務店さんと施工する外壁塗装屋さんと一緒に、希望する色に近い家を観ながら色見本から実際に色を選んで頂きました。

施工前には実際に色彩の近い3パターンでべニアの板に塗ってもらった中から選んだ色に決定。

いざ塗り始めると、イメージよりかなり明るい色で、オレンジに近い色になりました。

光の加減によっても面積によってもかなり色合いが変わることに気が付きましたが、時すでに遅し。

下の写真ぐらいイメージが違いました。

希望するジョリパットの色 施工されたジョリパットの色



年月が過ぎて徐々に色あせていき不雰囲気が出ればと思ってましたが、

劣化しにくいのがジョリパット特徴。

アイカ工業のホームページによれば

『退色が非常に少ない材料を使用。色あせが極めて少なく、いつまでも仕上がりの美しさを保ちます。』とのこと。

良くも悪くも5年経った今も色あせずにいます・・・。


2011年9月18日

車の下に水道メーターボックス

家を建てる際に敷地内に水道を引き込みますが、戸建て住宅やアパートなどは、水道メーターボックスは地盤面に納めることがほとんどです。

道路下の本管から水道管を引き込みため、水道メーターボックスを設置する位置は動かせる範囲が有る程度決まってしまいます。

そのため、外構計画にも大きく絡んでくることになりますので、注意が必要になります。



位置を決める際考えることは、見た目が悪くならないことや配管がしやすいこと、破損がしにくいこと以外にも大切な要素があります。

それは、検針がしやすいことです。

水の使用量は、水道メーターボックス内のメーターに記録されます。そのメーターの検針には、検針員が皆様の自宅の水道メーターボックスを開けて、使用水量を確認します。

そのため、メーターの検針作業を円滑に行うため、水道メーターボックスの上に物や車などが無いようにしないといけません。

我が家の場合、位置の関係上駐車場に水道メーターボックスが設置することになりました。

工務店さんからは、車のタイヤの通るところは破損の恐れがあるので避けてくださいと注意がありました。

検針作業のことも触れていたと思うのですが、あまり気にしていませんでした。

住み始めて最初のメーターの検針作業が出来なかったため、ポストにその旨が記載された用紙が入っていました。

そこで初めて水道メーターボックスが車の下にあることに気が付きました。




車2台の以外に自転車やバイクなどを置いていたのですが、車の後ろに自転車を置いて車を止めると水道メーターボックスがちょうど隠れることになっていました。

結局は水道メーターボックス側の駐車スペースに通勤に使用する車にして検針時に車が置いていないように変更しました。

一度据付けたメーターボックスを移動することは困難で、工事が進んでからでは遅すぎます。

建物着工前までには、位置を決めて確認しておくことをお勧めいたします。

2011年9月8日

考察したつもりでも不足していたコンセント

家を建てた後によく聞く失敗点は、コンセントの数が足りなかったことではないでしょうか。

設計事務所から提案されたプランでは納得がいかなかったため、かなり追加、修正しました。

基本的に入口以外の部屋の4隅にコンセントを配置し、各部屋に一ヶ所はマルチメディアコンセントにしました。

また冷蔵庫や洗濯機用コンセントなどは、埃や湿気で「トラッキング火災」が起きる可能性があり、容易に抜き差し出来るように高い位置に設置しました。


追加、変更した主な箇所住んでみた結果
リビングのマルチメディアコンセント以外に追加 今のところ余裕がありますが、付けて正解。
パソコン机のマルチメディアコンセント以外に追加パソコン、HDD、スマホやデジカメの充電などでほぼ埋まっています。
階段の踊り場や廊下に追加照明や掃除機に便利。
ロフトにコンセントを追加今のところ使っていません。
キッチンカウンターのキッチン側に追加ポットやハンドミキサーに活躍。
キッチンカウンターのダイニング側に追加ミュージックプレイヤーやホットプレートなどに活躍。
玄関にコンセントを追加水槽や電動自転車の充電に便利。


●コンセントの失敗1
洗面所のコンセントは、洗濯機用に一ヶ所とドライヤーや電気シェーバー、電動歯ブラシ用に一ヶ所設けました。
失敗したところは、洗面所に付けたドライヤー用のコンセントの位置が低かったことです。

そのため、ドライヤー使用時や電気シェーバーの充電で使用するときには屈まないと差し込み出来ません。
電気工事施工後に確認したときには気が付きませんでした。

毎日使用することなので、結構不便です。

我が家は造り付けの洗面台で、ミラーの裏側を収納付きにしましたが、下の写真のようなコンセントも付いているタイプにすればよかった。




●コンセントの失敗2
和室ですが、移動するコンセントを配線図に記入したのですが、不要なコンセントが残ったままの箇所もりました。
そのため、コンセントが柱を挟んですぐ横にまたコンセントの状態で塞ぐことも出来ず不格好のままです。


コンセントが不足した場合のタコ足配線は見た目も使い勝手も悪く、火災の原因も考えられます。

家族の生活スタイルに合わせて、コンセントの計画と立てるために、電気配線図をもらったら家具の配置や生活動線を考えてみてください。

きっと過不足のコンセントが判明すると思います。

2011年9月1日

義務化された住宅用防災警報器の設置

今日9月1日は「防災の日」です。

住宅火災による犠牲者を減らすため、平成16年6月消防法の一部が改正され、煙を感知する住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。

住宅用火災警報器とは警報音や音声で火災の発生を知らせる装置です。



新築・改築住宅は2006年6月1日から、既存住宅については、2011年6月1日までには煙を感知するものの設置が義務化となりました。

義務化になる前にマイホームを建てましたが、いずれ義務化になる可能性があったことと、命にかかわる問題であるため火災報知機は設置しました。

あなたの住まいで万が一火災が発生した場合、早期に発見し避難することが重要で、その手助けとなるのがこの住宅用防災警報器です。

火災時に煙を感知する煙式と熱を感知する熱式があり、警報器1つ当たりの値段は5000~1万円程度で、一般の2階建て住宅ではおよそ3~5個の警報機器設置が必要になります。

住宅火災の現状や設置効果等を考慮して、住宅用火災警報器を設置場所については全国共通で、寝室および寝室がある階の階段には、原則として煙式を設置しなくてはなりません。

寝室については、子ども部屋などでも就寝に使用される場合は設置の必要があります。



また、政令で定める基準(寝室、階段)以外に各市町村によっては火災予防条例で定められた場所に住宅用火災警報器を取り付ける必要があります。


住宅用火災警報器等設置基準の概要について 


「単独型」は火災を感知した警報器だけが警報音を発します。

「連動型」は1つが感知すると接続された警報器すべてが警報音を発します。

電源は、電池式と有線式がありますが、新築時に設置する場合は、電池の交換が不要な有線式(AC100V)で電気配線工事をするのがよいでしょう。

新築・リフォームなどマイホーム建築のコスト節約方法や住宅設備の選び方、施主支給を紹介。
関連記事  ・ 防災商品

 ・ 防災の基礎知識

 ・ 防災設備


2011年8月25日

コテージのヒノキの香りがする素敵なお風呂

先日、旅行先でコテージに泊まったのですが、とてもおしゃれなで素敵な一軒家でした。

玄関を開けると高い吹き抜けの天井で床は杉の無垢、壁は漆喰で腰の高さまで杉板を貼った腰板(腰壁)でした。

天窓から差し込む光が漆喰壁に反射して、照明をつけなくてもやさしい明るさがあります。



ウッドデッキから繋がる庭ではバーベキューを楽しむことが出来ました。

目の前は川が流れており、とても涼しく真夏にもかかわらずエアコン無しで3日間過ごすことが出来ました。

このコテージで一番気に入ったところが、お風呂。

浴槽自体はユニットバスなのですが、壁が檜羽目板でした。

浴室のドアを開けただけで檜の香りがひろがり、すごく気持ちが良い入浴を楽しむことが出来ました。



家を建てるときに、工務店さんからお風呂はどうされますかと聞かれた事があります。

ユニットバス以外にも在来工法で施工することもできるとのこと。

子供のころの実家の風呂は、檜風呂でタイル張りの床と壁でした。

お風呂の形も四角い形状ではなく、下の写真のような角が丸くなっており楕円形状になっていました。



楽天で檜風呂を検索

だんだん黒ずんできたのと浴槽の底から少しずつお湯が漏れるようになった記憶があります。

ユニットバスであれば、軽量で工期も3~5日程度と短く、工場生産のため、性能が均一。

そのため、ユニットバスを選択しました。

子供の時は毎日入るお風呂なのにヒノキの香りなんて感じなかった気がします。

今なら、ヒノキの精油を磨り込むなどのメンテナンスや風呂場を24時間換気していれば長持ちすると思います。

こんなに良いヒノキの香りがするなら壁だけでも桧の板を張ればよかったかもしれません。

何か檜の香りが楽しめる商品は無いかと調べたら、ヒノキの椅子や風呂の蓋、スノコ以外にも湯船に浮かべるヒノキボールがありました。



これなら自宅のユニットバスでもヒノキの香りが手軽に楽しむことが出来そうです。


2011年8月24日

温かみのあるクリーム色の漆喰壁

注文住宅では、室内の壁や天井の仕上げも考える必要があります。

壁仕上げ材は大きな面積を占めるため、インテリアを決める大切な要素になります。

室内の壁には主に「クロス」、「塗り壁」、「木」などがあり、色もデザインも豊富で価格も様々です。

我が家の場合は壁は柱が壁面に露出する真壁で床は無垢材なので「塗り壁」にしました。

塗り壁といっても、種類や塗り方でだいぶ変わってくると思います。

塗り壁の種類としては、主に日本の伝統的な漆喰とすっかりメジャーな消臭機能が高い珪藻土が代表に挙げられます。

塗り方でもコテやローラー、刷毛などでさまざまな方法があり、それぞれ違った雰囲気になり、その味わいに魅力があります。

漆喰は昔から優れた防火性と耐久性のため城や蔵に使われ、湿気を吸集し調節するので日本にふさわしい建材です。

漆喰は粉状の消石灰(石灰石や貝殻などを高温で焼いたもの)に糊とスサなどを混ぜて水で練ったもので作られています。

基本的な漆喰は白色ですが、色のバリエーションも変えることが出来ます。

色については悩みましたので、漆喰に0.5%と1%の顔料を加えたサンプルをべニア板に塗った見本を製作してもらいました。

最終的には全部の部屋を0.5%の顔料を加えた薄いクリーム色の漆喰を塗ることでやさしい明るさ温かみのある雰囲気になりました。

普通の漆喰壁我が家の漆喰壁

薄いクリーム色の漆喰が柱や梁の無垢材とすごく馴染み、自然の素材の持ち味が生きています。

子供部屋だけは、汚れや壁に物をぶつけたりして漆喰がひび割れたり凹んだりすることを防ぐため腰の高さまで桧板を貼った腰壁にしました。

住んでみて子供が大きくなり、壁に物をぶつけるので腰壁にして正解だと思います。

ショールームなので塗装体験セミナーなどもありますし、記念に家族でマイホームの壁を塗るハウスメーカーもあります。

自分でDIYショップなどで購入して塗り壁にリフォームする人も増えています。

一般的に室内の壁にはクロスが最も身近な素材で用いられますが、塗り壁もデザインの多様性があり、選択肢のひとつになるのではないでしょうか。



2011年8月12日

マイホーム建築に欠かせない、住まいの設備を選ぶ本

家づくりに欠かせないのが住宅設備。

いろいろなメーカーがあり、ショールームに行くにも迷います。

実際に見たり、手で触れたりしながら、住まいのイメージづくりに役立つのがショールーム。

実際にマイホームを建てる前には、キッチンやトイレ、ユニットバス、照明器具、外壁材までいろいろショールーム見学に行きました。

まずはネットで調べたり、資料請求した後に、気に入ったものを実際にショールームで確認することが多かったです。

最新の住宅設備に関して掲載されている本があるので、ここでその書籍を紹介します。

我が家もこの本を購入しましたが、とても参考になりました。



住まいの設備を
選ぶ本2011夏
(リクルートムック)

デザインで選ぶ
住まいの設備2011
(エイムック 2077)

なかなか住宅設備に関する本やホームページが少ないので、とても参考になりました。快適な住まいで暮らすために、自分のライフスタイルに合った住宅設備を選びましょう!


2011年8月11日

気がつかなかった、コンセント以外の雷サージ対策

雷多発地域なのでしょうか、夏になると近くによく雷が落ちます。

落雷にはいくつか種類がありますが、電化製品に起こる落雷トラブルの大半は「雷サージ(誘導雷)」によるものです。



雷サージとは、雷が落ちる時、高いところにある電線などに瞬間的に高い電圧が発生する現象のことです。

この雷サージは、住宅分電盤を通りコンセントへ伝わります。

家を建てる際に、避雷器(雷ガード)を搭載した住宅分電盤にしました。

住宅分電盤とはコンセントや照明器具、エコキュートなどの各機器へ電気を供給する盤です。

分電盤に避雷器(雷ガード)が組み込まれており、その分電盤に接続されている回路全てを保護します。



また電力線以外に電話線からも接続された通信機器に雷のダメージを伝えてしまいます。

そのため、雷対策は電源コンセントだけでなく、電話線などの通信回線も対策しなければなりません。

電話線の対策をしていなかったせいで5年の間に雷で家電製品が2回も壊れました。

FAXの時は雷で壊れたとは気が付かず、無線LANルーターが壊れてから電話線からの雷サージに気が付きました。

家を建てる際に電話線までは対策しなかったのは失敗です。

電話線については、雷ガードを搭載したスプリッタを電話回線に接続しました。

住宅総合保険によっては雷が原因で家財に被害があった場合にその家財保障の範囲で保障されるようです。
雷で給湯器が壊れた友人の場合は、その損害が雷が原因であることを認められ保険がおりました。

そのほかテレビのアンテナ線にも落雷の可能性はあります。

電話線や電力線と同様に落雷があった場合はアンテナ線からも電気が流れ込んでしまうためです。

アンテナ線にも落雷対策をしておく必要がありますので、新築時に検討されることを勧めします。

2011年8月10日

必要になったLAN配線のため、カシメ工具セット購入

地デジ化に伴い、従来のアナログテレビを買い替え、和室置く予定の液晶テレビを購入することになりました。

最近では録画した番組を観ることが多く、被るのはテレビというよりは録画した番組です。

それならせっかく購入するのであれば、DLNA対応の液晶テレビが欲しい。

DLNA対応のテレビを購入すると何が出来るかといえばリビングにあるDLNA対応BDレコーダーで録画し番組を他の部屋にあるテレビで再生することができます。

これならBDレコーダー録画した番組をリビングのテレビでも、和室のテレビでも、更に同時に録画した番組を観ることも出来ます。



和室にはマルチメディアコンセントが設置されていますが、すぐに使用しないと思いLANケーブルは通しませんでした。

その代わりに住宅の壁の中には、CD管やフレキ管と呼ばれる蛇腹状のプラスチック製ホースの中に針金を通してあります。

そこでLANケーブルを購入し、針金の代わりに通しました。

LANケーブルの端子を取り付けるには、専用のかしめ圧着工具が必要になるため楽天で購入。

きちんと端子が取付できたか確認出来るLAN配線チェッカーも付いているLAN工具セットにしました。


LANケーブルの外被をむき、マルチメディアコンセント側のモジュラジャックに固定します。

LAN配線は、下図のようにT568AとT568Bの2通りの結線方法が定められています。施工時には、ケーブルの両端で統一する必要があります 。


CD管中の針金を利用してLANケーブルを壁の中に通します。

和室からの引き込んだLANケーブルに工具を使用して端子を付けたら、接続状態の確認をLAN配線チェッカーで問題無いか確認します。


LANケーブル自作手順 - ELECOM WEB SITE』が参考になります。

後は無線LANルーターの有線LANポート部に取り付ければ完了。

マルチメディアコンセントからパソコンまでのLANケーブルについても、この工具を使用すれば好みの長さでLANケーブルを製作することも出来ます。

難しい作業ではなく、工具を含め数千円で出来ますので、必要に応じて配線するのことも検討してはいかがでしょうか。