壁仕上げ材は大きな面積を占めるため、インテリアを決める大切な要素になります。
室内の壁には主に「クロス」、「塗り壁」、「木」などがあり、色もデザインも豊富で価格も様々です。
我が家の場合は壁は柱が壁面に露出する真壁で床は無垢材なので「塗り壁」にしました。
塗り壁といっても、種類や塗り方でだいぶ変わってくると思います。
塗り壁の種類としては、主に日本の伝統的な漆喰とすっかりメジャーな消臭機能が高い珪藻土が代表に挙げられます。
塗り方でもコテやローラー、刷毛などでさまざまな方法があり、それぞれ違った雰囲気になり、その味わいに魅力があります。
漆喰は昔から優れた防火性と耐久性のため城や蔵に使われ、湿気を吸集し調節するので日本にふさわしい建材です。
漆喰は粉状の消石灰(石灰石や貝殻などを高温で焼いたもの)に糊とスサなどを混ぜて水で練ったもので作られています。
基本的な漆喰は白色ですが、色のバリエーションも変えることが出来ます。
色については悩みましたので、漆喰に0.5%と1%の顔料を加えたサンプルをべニア板に塗った見本を製作してもらいました。
最終的には全部の部屋を0.5%の顔料を加えた薄いクリーム色の漆喰を塗ることでやさしい明るさ温かみのある雰囲気になりました。
普通の漆喰壁 | 我が家の漆喰壁 | |
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薄いクリーム色の漆喰が柱や梁の無垢材とすごく馴染み、自然の素材の持ち味が生きています。
子供部屋だけは、汚れや壁に物をぶつけたりして漆喰がひび割れたり凹んだりすることを防ぐため腰の高さまで桧板を貼った腰壁にしました。
住んでみて子供が大きくなり、壁に物をぶつけるので腰壁にして正解だと思います。
ショールームなので塗装体験セミナーなどもありますし、記念に家族でマイホームの壁を塗るハウスメーカーもあります。
自分でDIYショップなどで購入して塗り壁にリフォームする人も増えています。
一般的に室内の壁にはクロスが最も身近な素材で用いられますが、塗り壁もデザインの多様性があり、選択肢のひとつになるのではないでしょうか。
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